| 有珠4遺跡について 「有珠4遺跡」発掘調査の経過報告 平成20年2月8日更新 |
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| ・有珠4遺跡発掘調査概報が発行されました(3.30) ・平成19年度の発掘調査が開始されました。(4.2) ・ライブカメラ公開再開しました。(4.9) ・北黄金貝塚情報センターでの展示コーナー(5.2) ・道開拓記念館研究者が有珠4遺跡調査(5.13) ・有珠4遺跡発掘の現地説明会が6月6日に(5.31) ・国立歴史民俗博物館研究者が有珠4遺跡調査(6.29) ・ライブカメラ公開終了しました。(6.29) ・お墓の調査報告学会で発表(2.8) 平成18年度の発掘調査の経過報告 今回の「有珠4遺跡」発掘調査は、旧有珠優健学園跡地における養護老人ホーム建設事業に 伴う「緊急行政発掘調査」で、平成18〜19年度の2カ年で計画されているものです。 平成18年7月から始まった発掘調査で、10月末までに全体の半分の面積(約1,000u)の発掘 が終了しました。 この間にわかった内容を簡単に報告します。(時代順に) ●近世アイヌ文化: 畑跡と墓が4基発見されました。墓はアイヌ人のもので、有珠山噴火による火山灰を手がかり に西暦1640年から1663年の間に葬られた事が分かり、大きな成果と言えます。 (葬られていた方を供養するシンヌラッパ〔先祖供養〕が、現場で8月22日に行われました。) 主な出土遺物は、刀・マキリ等の鉄器、骨角器、ガラス玉、古銭等(多くはお墓の副葬品)。 お墓の発掘の様子 発掘された畑跡の図(下の発掘現場平面図の中央から右側に、畑の畝の跡が記されている) ●擦文時代(約1,000年前): 貝塚、炉跡、そして約7,000点の土器をはじめ多くの遺構・遺物が検出されました。 特に、同時期の貝塚は、全道的に見ても貴重な例となります。 主な出土遺物は、土器、須恵器、鉄器(釣り針等)、骨角器他。 ●続縄文時代(約2,000年前): 主な出土遺物は、ごく少数の土器・石器 ●縄文時代(約4,000年前): 主な出土遺物は、ごく少数の石器。 平成18年度の調査範囲では、縄文時代・続縄文時代については数基の戸跡と土器・石器が 出土したにとどまりますが、平成19年度の調査に期待が持てます。19年度には、残り部分約 1,000uを4月〜6月にかけて発掘調査を行います。その結果についても後ほどここでお知らせ いたします。 ライブカメラ公開(終了) 今回の発掘調査では、発掘の現場をライブカメラでインターネット公開する初の試みを行って います。また、毎週金曜日午後からは、担当者による毎週の調査進展状況の解説番組を実況 放送しています。 金曜日午後1時〜1時15分まで放送中ですので、ぜひご覧下さい。4月13日(金)から開始 します。 (この画面はライブカメラ画面の見本です。) ライブカメラ公開は6月29日で終了しました。 写真は出土品整理作業の模様(平成18年度分については終了) 有珠4遺跡発掘調査概報発行(3.30) 有珠4遺跡の発掘調査について、平成18年度分の調査概要の報告書「有珠4遺跡発掘調査概 報」が刊行されました。 発掘された人骨、副葬品の刀、その他さまざまな土器・石器などの遺物、畑跡などについて、多数 の図版・写真入りで詳しく紹介したこの発掘調査概報の内容全文をPDFファイルで →こちらからご覧いただけます。 (正式報告書は、平成19年度に実施の継続調査の結果と合わせて刊行される予定です。) 北黄金貝塚情報センターでの展示コーナー(5.2) 北黄金貝塚情報センターで、現在発掘調査中の有珠4遺跡の、これまでの調査結果がわかる展 示コーナーが公開中です。 貴重な発見例である擦文時代の貝塚、近世の畑跡など、平成18年度の調査で発見された遺跡 の解説・貴重な出土品・写真パネル等の展示が行われています。 北黄金貝塚情報センターは入場無料ですので、ぜひおいでください。 道開拓記念館研究者が有珠4遺跡調査(5.13) 5月13日、北海道開拓記念館の山田悟郎学芸第1課長が率いる、畑跡についての研究会 のメンバー9名が、有珠4遺跡を訪れました。 メンバーは有珠4遺跡で明瞭に検出されている17世紀の畑跡について、焼畑農業が行わ れた可能性がないか等を検討しました。 発掘調査の現地説明会が6月6日に(5.31) 有珠4遺跡発掘調査のの現地説明会が6月6日(水)に行われます。 写真パネル、出土した遺物の実物などを見ていただきながら、今年度の調査結果について現 場責任者が説明いたします。 参加無料ですので、多くの方のご参加をお待ちしております。 (申込みの必要はありません。時間までに現地にいらして下さい) 会場:伊達市有珠町36−1(旧有珠優健学園跡地) 日時:平成19年6月6日(水) 午後4時〜 詳細、お問い合わせは伊達市噴火湾文化研究所文化課 (電話0142−21−5050)まで 国立歴史民俗博物館研究者が有珠4遺跡調査(6.29) 国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の研究者が、有珠4遺跡の調査研究に訪れています。 博物館考古研究部の西本豊弘教授は、6月26日、遺跡のお墓を見学し、出土した人骨の歯 の生え具合から、人骨のおおよその年齢などについて話して おられました。 総合研究大学院大学(国立歴史民俗博物館内)日本歴史研究専攻の伊達元成さん(前噴火 湾文化研究所学芸員補)は、年代測定に必要な試料の調査と共に、有珠4遺跡の発掘調査の お手伝いにも参加していただきました。 有珠4遺跡発掘現場を訪れた西本豊弘教授(写真右側)と、伊達市噴火湾文化研究所の三谷 文化財専門員(写真左側) 有珠4遺跡のライブカメラ公開6月29日で終了しました。 なお、有珠4遺跡の発掘調査は7 月6日(金)まで行っておりますので、その間は発掘現場の見学をしていただくことができます。 有珠4遺跡のお墓の調査報告(2.8) 有珠4遺跡の発掘調査結果に基づいて、研究所の青野学芸員が北海道考古学会遺跡報告会 で発表したものに加筆訂正した調査報告レポート「伊達市有珠4遺跡−近世アイヌ民族の墓の 調査」が、研究所ニューズレター「噴火湾文化vol3」に掲載されました。(11ページから) →ニューズレターの本文はこちらからご覧になれます(PDFファイル) |