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伊達市のチャシについて
伊達には、館山と有珠に、計4カ所のチャシ(アイヌ民族の砦)跡があります。
 館山町の「館山チャシ」(市指定史跡)は、気門別川沿いの標高41mの丘上先端部に
2重の壕と盛土跡が見られる、道内でも大規模なチャシの一つです。
→館山チャシについて、くわしくはこちらをご覧下さい
 
 有珠には、「ポンチャシ」(市指定遺跡。旧名オヤコツ)「ポロチャシ」「チャシコツ」の三つ
のチャシがあります。

「ポンチャシ」は三つのチャシのうち南端の、海岸に最も近い場所、伊達市海洋センター
体育館に隣接してあります。平面形が楕円で高さ14メートルの独立丘を利用し、頂部を平
らにして南側に段を二段作り、北は急斜面になっています。現在原型を見ることができるの
はこのチャシだけです。

(写真はポンチャシの様子)


「ポロチャシ」
高さ24メートルの平坦な丘で、上部を平らにしその下に段を一段作っていましたが今では
整地されたため原型を残していません。
「チャシコツ」
有珠湾の近くの高さ26メートルの丘で、頂上が平坦になっています。
その一隅に善光寺泥流の岩塊があり、これは「ヤグラシュマ」と呼ばれ、昔ここで戦いがあ
った時神が天下って、ここに腰を下ろし戦いを見守っていたと言う伝承があります。岩は上
面が平らになっていてその中央部に腰をかけたような窪みがあるため、この伝承が生まれ
たのかもしれません。この「ヤグラシュマ」の前で昭和十年代まで伝統的な祭りの儀式が行
われていたそうです。
丘の東北側が崖で、南西側には頂上の近くに段を作った形跡がありますが、現在は丘が大
きく削り取られていて原型を残していません。中腹には縄文時代の貝塚がのこっています。

(有珠のチャシ、その他の文化財の場所)

*有珠チャシの伝承
 昔この地で有珠アイヌの首長が砦を守って居たのだが、紋鼈のアイヌの一族が侵攻して来
て、戦って敗れた、と言う伝承が残っています。


 幾つものチャシが造られた事は、比較的温暖で自然の豊かなこの地方で、古くからアイヌ
民族の活動が盛んだった事を示しています。

  


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